<Jackson>製品情報:Athlete 55LLメバルTune
2019.12.20
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このルアーは、メバルの最も意識する表層10センチという狭いレンジをきっちりトレースするためにチューンされたペンシル系ルアーだ。
これまで表層を攻めるルアーの代表といえばシンキングペンシルだが、シンキングペンシルはキャスト後、ある程度沈み込み、徐々に浮上しながら表層に到達する。
その特性上、シンキングペンシルでより表層を狙うのであれば、リトリーブスピードを上げるほかない。
しかし、しっかりとスローにルアーを見せたいというジレンマが発生してしまう。もちろん浮上するアクションに好反応を示すメバルにはこれでも十分な効果はあるが、ベイトを意識したメバルにはどうしても表層10センチを外さないルアーが必要だったのだ。このルアーは容量ギリギリのダングステンウェイトをフロントフックの前後にふたつ配置しバランスをとることで、飛距離を出す為のウェイト量を稼ぎつつ、非常にゆっくりとした水平フォールを可能にし、キャストからリトリーブまでの間にレンジを落とすことを防いでいる。
アクションはルアーの先端より後部に支点となるラインアイを設けることで、控え目なS字アクションを発生させる。
引き抵抗の強いS字アクションは、通常のシンキングペンシルよりも一定レンジを引き続けることができるので、着水からピックアップまで本当の意味での表層をトレースすることができるのだ。
これにより、水面直下をこのルアーで、ひとつ下のレンジをシンキングペンシルで狙うというレンジの細分化が可能になり、メバルが何を捕食しているかなどの情報を探り出すことができる。
これは、よりシステマチックに探り分けるメバルプラッキングへのひとつの提案である。