<DAIWA>製品情報:スティーズ レーシングデザイン
2017.12.28
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究極感度でしか獲れない魚は存在する
あの名機で覚醒したアングラーに捧ぐ現代テクノロジーのダイワバスロッド最高傑作
『Ultimate(=究極)』とは、まさにこのモデルのことを呼ぶ。
高感度の限界は我々が想像する以上に、まだまだ遥か先に存在していたことを知る。一歩先、いや十歩先を走る未来のバスフィッシングロッド。もはや何者も追い付くことができない、いや、周回遅れを続出させるF1マシン。それが『STEEZ RACING DESIGN』というプロダクトデザインの極致だ。
今から16年前、2001年のこと。DAIWAは当時のフラッグシップシリーズ・バトラーに飽き足らず、さらなる格上にランクする“リミテッド”(=BA-LTD)と呼ぶシリーズを世に送り出したことをご存知だろうか。キャッチフレーズは『超感覚』。そして『1ft.≒12gの世界』というコピーは、世のアングラー達を震撼させるに十二分だった。このシリーズに採用されたのは、のちのフラッグシップ・STEEZの一部モデルに採用されていくことになるSVFcompile-X。当時のバス業界における高弾性カーボンレースから頭一つ抜けた存在が魅せたのは、まさしくキャッチフレーズ通りの驚くべき感度と圧倒的な軽量感であったのは言うまでもない。
BA-LTDの登場を評して、ある者はラインで言うところのフロロカーボン、またある者はシンカーのタングステンに匹敵する“バスタックル・感度の三大劇的進化”と未だ語り継ぐ者も多い。後者2つは現代において当然のように存在するタックルの1つだが、当のBA-LTDは先述の通り、惜しまれつつもSTEEZに最高峰の座を明け渡すことになった。おそらくバス業界におけるピーキーなる言葉は、このシリーズが産み出したと推測される。感度や軽さという一面では他の追随を許さぬ最高出力を誇るが、それを許容する範囲が著しく狭かったということなのだろうか。
しかし、一方ではそのピーキーさの頂点を体感したばかりに、未だ忘れ得ぬ超感覚の世界に覚醒してしまった者も多い。確かなハンドリングの技術さえあれば、あの研ぎ澄まされた超感覚を味わえることを彼らは知っている。そして、あれから15年を超える歳月はDAIWAカーボンテクノロジーを極限まで高めるにも十分な期間を経てきたことはもはや言うまでもない。今こそあの超感覚をもう一度、目覚めさせるときが来たのだ。