THE KEEP CAST ザ キープキャスト

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<津波ルアーズ>新製品情報:Fishbone 2016 EVA

いよいよFishbone 2016 EVAの出荷は明日です。予定より随分と時間を食ってしまってご迷惑をおかけしました。一つのロッドハンドルなのだけれど、ブライトリバーのリールシート本体はもちろん、その上に色を塗ったり、それぞれのパーツを作ってもらったり、レーザーで名入れをしたり、うちが組み立てをしたり・・・様々な人の手を経てカスタマイズされたものなので、時間もお金もかかってしまうのです。楽しみに待っていてくれた皆さん、本当にお待たせしました。

尚、ポリッシュト・シルバーは在庫切れとなってますが、再度入荷予定なので、買いそびれたあなたは少々お待ちを。ブロンドは在庫ありますが、予定数まであと少し。今後はご注文いただいてから随時組み立てますので、出荷まで一週間前後かかります。

 

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さて、閑話休題。このFishbone 2016 EVAにはシングルとセミダブルがある。前回のFishboneのリリースまでは、シングルの注文がセミダブルよりも3:2くらいの割合で多かった。今回ももちろんそうだろうと踏んでいたのだけれど、それがどうだろう、この割合がここにきて逆転したのです。なかなか面白い現象ではある。

サーフェイスプラッガーにはシングル愛好家が多く、うちのグリップを買うユーザーもその例に漏れなかったのがこれまで。元木自身もかつてはシングル派だったのだけれど、今となってはセミダブルを愛用している。どうしてか?

一つは大きな魚を相手にするには、少々手元にバランスがあり、グリップエンドを手首以下に当てられるとやり取りを優位に出来ること。さらに、コンポジットやカーボン素材の張りのあるロッドを操るには、シングルでは少々心許ないこと。加えて、一日中シングルハンドでキャストするのは手首に負担がかかること。一日ならまだいいが、遠征先で数日やるとなるとこれはなかなかきつい。

 

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セミダブルだと、右利きの人の場合、左手をグリップエンドに添えることが出来、これによってかなり手首、あるいは腕への負担が軽減される。両手でキャストするとアキュラシーだってUPする。もちろん、シングルハンドでキャストすることだって出来る。少々の重さが増すことは、シングルハンドで一日中やれる人になら、全くもって問題はないはず。

こうしてセミダブルを使う人が増えつつあるのは、そういうことが浸透しつつあるのかなあと思っている。ただし、シングルの軽快さが捨てきれないのはよくわかるので、ラインナップとして残してある。それに実を言うと、気づいている人もいるだろうが、うちのシングルはシングルとしては若干長く、やろうと思えばこれでも利き手と逆の手を添えることが出来るのです。